感謝し感謝される関係

接客業を経験して分かったのは一番気持ちの良い瞬間は相手に感謝されるときだということです。販売業は消費者に感謝してなんぼの世界ですが、逆にこちらの対応について凄く感謝される事が希にあります。こちらが恐縮してしまうぐらいです。わたしがやっていた仕事はどちらかと言うと怒られて嫌な思いをした思い出の方が多いです。周りには絶対合ってないから辞めろと言われ続けていたのですが、10年はその仕事に就いていました。
わたしが看護師に一番尊敬の念を感じるのは、医療知識を得ながら患者と上手く関係を築き上げるコミュニケーション能力です。看護師の仕事は接客ではなく専門職ですが、サービス業でもあると思います。それも究極の。販売業ではお客さんは僅かな時間だけ対応すればそれきりの事が多いですが、医療現場では違います。気難しい患者やわがままな患者の担当になれば、退院する日までずっと対応しなければなりません。慣れれば何て事はないかもしれませんが、自分がその立場に置き換えて想像すると絶対に投げ出してしまうと思います。看護師は患者の容態が回復に向かう様に一歩ずつ共に歩いて行ってくれる存在です。
患者一人ではどうにも出来ないからこそ病院へ駆け込んで来るのです。そんな患者を一人一人支える看護師だからこそ患者が抱く感謝の気持ちはとても大きいと思います。そんな時こそ看護師は自分の看護の成果を実感出来るのではないでしょうか。常に全力投球しなければそんな喜びは得られないと思います。
医療現場の限らず人と関わり合う仕事に就いたからには、感謝し感謝される様な関係を築き上げなければならないと思いました。